福祉教育(3・4年)
2023年7月13日 16時30分今日は、視覚障がいのある藤岡さんをお招きして、お話を聞かせていただきました。藤岡さんは、生まれたときから左目の視力が無く、右目の視力が0.01でほんのわずかに見えていたそうです。小学校2年生の3学期から、寄宿舎のある盲学校で学ばれたそうです。それまではお母さんがしてくれていた洗濯や掃除をはじめとする身の回りのことを自分でしなければならず、当時は寮母さんの厳しさが辛かったそうです。でも、その寮母さんの厳しい指導のおかげで、身の回りのことを自分でできるようになり、今は感謝しているそうです。点字もすぐに覚えて、勉強は得意で比較的苦労しなかったとの話を聞いて、子どもたちは尊敬の眼差しでした。子どもたちからのたくさんの質問にも、丁寧に答えていただきました。遠くに出かけるときはガイドヘルパーさんに手助けしてもらうけれど、近場の病院や市役所等へは、歩行訓練を受けたので一人で行けるそうです。食事など、ふだんの生活の中で大変なことがたくさんあるのではないかと想像していた子どもたちですが、どこに何があるか分かるように工夫したり、音声で案内してくれる便利な道具等を使ったりすることで、あまり大変なことはないとの話を聞いて驚いていました。できることは自分でして、見えないことで困るようなことは、周りの人の助けを借りて生活しているというお話を聞き、困っているのを見かけたら声を掛けたいという思いを強く持ちました。目が見えないことでいじめられた辛い経験もあるというお話を聞いて、どのような立場の人でも、偏見を持たずに仲良く接したいという思いを強くしたようです。最後に、がんばって練習した点字のメッセージを読んでもらえて嬉しく思う子どもたちでした。